【音楽】Sweet Bitter Candy
僕がムーンライダーズを好きになったのは2010年のことだった!
なんと早10年経った訳だ。
もちろん大昔から活躍されている方々であるので、僕などほんの新参ものに過ぎないだろうけど。
10年前といえば、僕はまだ中学生。
一番鬱屈としていた時期でした…。
レコードマガジンの"00年代ベストアルバム100"とかいう記事を読んで片っ端から聴き漁っていた。
今は中々そんなことしない。
とはいえ、いきなり全ての曲を聴けるような財力はなく。
翌年出た、謎のアルバム『初音ミク plays 月光下騎士団(ムーンライダーズ)』を購入。
初音ミクなんてどうよ?みたいなイキリ半分、キモオタクゆえの好奇心半分だったものの、これが中々良いもので、頻繁に聞いていた。
そんなアルバムの中にあった一曲が"Sweet Bitter Candy"である。
リョーメイさんのギターソロも最高だが、この曲の魅力は何より歌詞だ。
Candy 夜が明ける ゆっくり大人に
なっていく僕ら 何かを決めなきゃね
アルプスが遠くに見えたような
気がして電車に乗って河を渡る
ずっといい歌詞だなあ、と思ってきたけれど
ここ数年でずっと沁みるように感じられている。
僕が何も決めないために、時に僕に吐き気をもたらすが、
一方で、ゆっくりでもいいという慰めを与えてくれる。
今も昔もどうしようもない僕だが、この曲を初めて聞いた中学生の頃に比べたら、まーーーまとも。
そうや!普通に生きていこ〜!って思いますね!