【漫画】やがて君になる
2019年11月の第8巻をもって完結した、『やがて君になる』を読んだ。
端的に言って非常に面白かった。
8巻25〜34ページが最高!
"わたしは 先輩がわたしの特別だって 決めました"
『やがて君になる』は、小糸侑が自らの気持ちに素直になるまでの話であり、七海燈子が自分を好きになるまでの話だ。
つまり、おおよそタイトル通りの展開が繰り広げられるのだが、くどいどころか心地いい。
それは僕がこのテーマが大好きだからや。
いかに自分を好きになるかは、未だ分からないけど、みんなが自分を好きになりたいと思っていることだけは何となく分かる。
作中時間の流れはたったの半年程度だが、非常に濃密に感じられるこの半年は、とても現実的だった。
入間人間先生の『やがて君になる 佐伯沙弥香について』既刊2巻も読んだ。
佐伯先輩の漫画で描かれなかった行間を小説で描いている。
もちろんストーリー自体は行間に過ぎないのだが、丁寧な心理描写がそれ以上の情動をもたらしてくれる。
素敵な作品なので是非お勧めしたい。
続刊も予定されているとのことなので楽しみにしている。
追記
3巻は3月10日でした!