色々語る

雑食雑多に色々と書いていきたい。

【雑感】工事好きだがめんどくさい

僕は新卒から数年、家具の販売をしていた。

家具だけでは中々儲からないので、ときたまだけど、家具だけでなく内装にも携わる。

それが乗じて、その後、内装設計の会社でも少し働いていた。まぁ別の話だけど。

 

もちろん、家具がメインでのお仕事だが、内装関係の仕事があると、なんだがテンションが上がる。

やばい案件きたときの不安や納期詰んでるときの焦燥感。

家具はある程度、想像がつくようになったが、工事関係はまだまだ未熟でたびたびしんどい思いをするのだが、これがなんだか癖になる。

なんやかんやでうまいこと収まっているし、しんどい分終わったときの達成感はひとしおだ。

 

僕の初めての仕事はナントカ命とかいう会社だった。

僕の先輩の友人の紹介で、会社に連絡があり、本当は先輩が担当する予定だったが、あまりの忙しさに新人の僕にお鉢が回ってきた。

それまで、単に家具だけ売っていた僕は、少し期待しながら、お客さんのところへデザイナーさんと一緒に向かった。

神保町から竹橋に向かうその間くらいに位置していたテナントビルはそこそこ古く、すこし薄汚れていたけど、EVもでかいし、ワンフロア借りていて通路も広かったので、悪くなかった。

始まってみるとあれよあれよと進みだし、提案は訳のわからぬまま、デザイナーさんがプレゼンし、受注してしまった。

確か工事範囲が、OA・床・壁・天井・間仕切り・電源くらいだったと思う、+で設計・PM・現場監督をした。

照明・セキュリティ周りが別業者だったのは覚えている。

ここまで出番がほぼなかった僕だが、まぁ見積もり作業やら家具什器あたりをがんばっていた。

ここまで、不安がられながらも乗り切っていたが、工程会議が始まると訳が分からなくて辛かった。

業者から聞かれる聞かれる聞かれまくる。

PMを同じ会社の設計士さんがやってるからまぁ許されるけど、新人が一人で行くもんじゃねーわ。

こうしたドタバタの中で徐々にミスが目立ち始め、ドツボに嵌った。

最終的に、施主検査の日、なぜか僕が施主に説明することになってしまった。

たしかに、設計士さんはPMだし、元請けは営業の僕なので、当たり前なのだが、僕は施主検査というものが、何をする日なのか分かっておらず、突然全ての説明を求められ、めちゃくちゃゴミみたいな説明をした。

本業の家具もボロボロだった。折りたたみベッドの使い方とか知らない。

逃げ出したい気持ちで一杯だった。

とにかく、お客さんからの信頼を完璧に失った一日となった。

その後も、工事完了報告書の意味が分からず、お客さんの要望全てを未完了に書こうとして、「え、いいの!?」と驚かれたりした。

そんなこんなで、一案件終わったときはメンタルボロボロだったが、喉元過ぎればなんとやらで、社内用に写真撮影とかして、これ僕がやった仕事だぜ、とか思うようになったら、なんか楽しくなった。

挨拶とか行っても喜んでくれてたし、写真をホームページ載せてくれたり、採用に使ってくれたりなんだかんだで、仕事を終えた達成感があった。

 

その後、鉄扉の塗装や、共有部のカーペットもやらせてもらった。塗装が、臭気の問題と乾くまで誰が監視するのかという問題ですこしだるかったが、なんやかんや色々と任せてもらえて嬉しかった記憶がある。

ただ結局、僕が異動ということで、引き継ぎに行くと、次の担当が友人である先輩になるということで安心したような表情をしていて、ムカついた。迷惑かけまくった僕が悪いけど。

 

今働いている会社でも先週末からリニューアルをしている。

内容はOA床壁間仕切くらいだけどやっぱり面白い。

特に、今回はルースレイタイルを3種類混ぜ込んで乱張りしているのが、中々オシャレに出来たと思う。

個人的には、足が疲れるからカーペットの方が好きだけど、ここは周りの意見を聞いて良かった。

壁は普通に白にした。もう少し色々やってみたかったけど、設計期間がないし、考えるのがだるかった。

残念だったのは照明をいじれなかったことだ。

ダウンライトとかダクトレールとか案を出したけどお金がなかった。

まだ誰にも指摘されていないけど電源計画をおざなりにしすぎて一人一口しかコンセントがない。

家具が入るのは明日だけど、いつ怒られるか恐々としている。

とにかく今回は気楽な工事だったが無事終わりそうで何より。